2023年12月15日 第700号
松戸市内から常磐線各駅停車に乗り、東京メトロ千代田線の代々木上原駅へ。さらに先、小田急線に乗って厚木、伊勢原方面に行くのは本当に久しぶり!今年2度目の山ハイキングに選んだ場所は、その小田急沿線の神奈川県秦野市にある弘法山です!
【初の秦野市登山!】
近年、「新百合ヶ丘」「伊勢原」へ直通運転する常磐線各駅停車が増えましたよね。松戸市内で小田急の車両に乗る機会も今や当たり前。伊勢原と言えば、記者が唯一1000m級の登山に臨んだ大山の取材で訪れたのは、何年前でしょう?今年、50歳になり「大山級の高い山は体力的に厳しいから、その周辺の山を攻めよう……」とネットで見つけたのが弘法山です。松戸市内から電車で片道2時間ほどで行けるとあって、休日に出掛けてきました。
【いざ、秦野市へ!】
秦野市へは、松戸市内から東京メトロ千代田線直通の常磐線各駅停車に乗って代々木上原駅で、小田急線「快速急行」の乗り換えがおススメ!代々木上原を出ると下北沢↓登戸↓新百合ヶ丘↓町田↓相模大野↓海老名とすっ飛ばし、秦野駅まで約一時間で行けちゃいます。ただし小田急線の欠点は、都心から小田原までの運賃がJR線より安いからなのか座席がなかなか空かないこと。そして車内にトイレがないんですよね。
【秦野駅に到着!】
ホームに降りるとハイカーを多く見かけました。今回のコース(約7・5㎞の)は、秦野駅から登山口まで徒歩で20分以内、下山口から鶴巻温泉駅までは徒歩で10分以内と交通のアクセスが良いので、電車利用のハイカーに好都合!秦野駅近くにはコンビニもあるから登山直前に必要なものを購入できちゃいますよ。
【駅から登山口へ!】
登山口方面へ、水無川沿い(遊歩道アリ)を進んでいくと……、民家の玄関口で柿が3個100円で売っているではないですか!無人販売所は、必ず立ち寄ってしまう記者。おつりがもらえないので小銭の用意を忘れずに。秦野駅から歩いて15分ほどで、最初に登る浅間山が見えてきました。登山口は大通り沿いで、目立つ案内板が設置されているので、迷うことはないでしょう。
【今回のコースは、ラクラクです!】
前回、真夏の大野山登山が獄だっただけに、当日、低山とは言えビクビクしていた記者。しかも11月なのに25度近い気温!薄手のジャンパーを脱いで半袖になりましたよ……。でも今回のコースは、言っちゃいますがラクラクでした!ですが、2カ所だけキツイ場所があり、その内の1カ所が、登山口から浅間山頂までの急勾配!九十九折りで幅の狭い階段を息を切らし15分ほどで登り切ると、開けた場所に到着します。そこが浅間山山頂(196m)で、いきなり富士山がバッチリ見えてビックリ!暑さで雪が少ないですが、久しく雲に隠れていない富士山を見て、汗だくながらモチベーションが一気に上がりました!
【浅間山山頂~権現山展望台へ】
浅間山頂付近は整備されているのでラクに歩けます。一般道を横切ると再び坂道になり、登り切れば、また開けた場所に到着。そこが権現山山頂(243m)です。ここにある展望台からの富士山の眺めは最高!南方に見えるのは、昨年末に登った湘南平でしょうか?そうそう、後で気づいたんですが秦野駅の2つ先は新松田駅で、JR御殿場線の乗換駅。つまり、前回登った大野山は意外に近いんですよね。
【弘法山公園を経て弘法山へ!】
権現山を出発し、車も通れるほどの広く整備された弘法山公園内の通りを経て、Y字路を右へ。しばらく歩くと鐘楼を発見!ついてみたいけど、「むやみにつかないで」の注意書きがあったので、ここはじっと我慢……。そんな鐘楼や釈迦堂が建つ場所が弘法山山頂(235m)です。山頂からは厚木市街や都心方面の絶景が望めて、休めるスペースもありますよ。
【吾妻山を通過して下山へ!】
弘法山山頂からコースの残り半分は、それなりの登山道へ。でも歩きやすく、分岐点にも案内板がしっかりと設置されているから安心です。また、多くのハイカーと擦れ違い「人気のコースなんだ」と感じました。そんな道中、「熊出没注意」の警告板を発見!今年話題のアーバンベアは、こんなところでも出没するんすね……。その後、吾妻山山頂(125m)を通過すると、どんどん下って、古そうな石碑が建つ分岐点へ。その先が、2カ所目の難所です。大人ひとりがどうにか通れるほどの狭い道幅で、足場の悪い急坂ですが、長くは続きません。一般道に出れば、鶴巻温泉駅まではわずかの距離!ラストは鶴巻温泉だけに、温泉施設にぜひ立ち寄りましょう!
【駅前の温泉施設でまったり!】
実は、鶴巻温泉駅前に大山登山の取材時にも立ち寄った素敵な温泉施設があります。露天風呂やサウナ完備で、日帰り入浴の料金は千円!食事も楽しめて、お土産も購入できます。さらに駅まで徒歩1分で行けるからギリギリまでくつろげる点も良し!さらに駅前にはコンビニがあるので、「風呂上がりの一杯は、コンビニで安く済ませよう」といった記者のような貧乏人にも嬉しい限り(笑)。
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