日本国道路元標の碑(東京都中央区)
2024年5月10号 第709号
1603年、江戸幕府が開かれたときに架けられた日本橋。現在の橋は1911年製です。松戸市内を通る国道6号線(水戸街道)や、国道1、4、14、15、17、20号線の起点であり、それを示す「日本国道路元標」なるものが、日本橋の車道上に埋め込まれていることを知っていましたか?車両の通りが激しいので歩道から見学するしかありませんが、橋のたもとにレプリカがあり、そこには「東京市道路元標」と「里程元標」も置かれています。「東京市道路元標」は路面電車の架線支柱としても使用され、1972年に都電が廃止されて撤去されるまで、日本国道路元標の埋め込まれた位置に建っていました(なんと、国の重要文化財!)。「里程元標」はモニュメント的なもので、日本橋から全国主要都市までの距離が刻まれていますが、「粁」って漢字……、読めますか?調べてみると「キロメートル」なんですね!
日本橋へのアクセスは、松戸市内から常磐線各駅停車で、東京メトロ千代田線大手町駅にて東西線に乗り換えて、ひと駅となりの日本橋駅で下車。地上に出ると高いビルに囲まれて方向感覚を失いますが、日本橋は首都高速の真下にあるので見つけやすい!高速道路を川底に通して、青空を取り戻そうと工事が始まっているようですが、いつ完成するんでしょう? (パイン)
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