水害から市民を守る「貯留池」(松戸市千駄堀)
2024年5月10日号 第709号
4月9日にEUの気象機関(コペルニクス気候変動サービス)は「今年3月の世界の月間平均気温が過去最も高かった」と発表。「温暖化から地球沸騰化の時代」と世界の学者が警告しています。温暖化に伴い海水の蒸発。南極・北極の氷の融解、線状降水帯による豪雨など水害の危険は身近な問題とされています。これから訪れる梅雨、夏には雨量が多く、毎年のように各地で水害に見舞われています。特に「江戸川」に隣接、低地や谷津の多い松戸市では水害対策は怠れません。対策の一つが「貯留池」で、市内に46ヵ所もあり、代表的なのが「六中雨水貯留池」で、普段は水の無いテニスコートですが、大雨の際は「貯留池」になり水害を防ぎます。管理する松戸市河川清流課では「貯留池」に雨水が流入した後、排水・清掃しテニスコートとして使用できるようにしています。洪水から市民を守るだけではなく、既存の施設が活かされる努力もされています。市民が安心して暮らしていけるのもこうした隠れた努力があるからですね。厳しい管理は私たちに災害への備えに気を付けなければいけないことを示唆してくれています。 (お富さん)
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