歯の構造について
今日は歯の構造についてお話しをさせて頂きます。
人の身体は発生学では外胚葉(がいはいよう)、中胚葉(ちゅうはいよう)そして内胚葉(ないはいよう)の3つの組織の層から作られています。外胚葉から発生している組織としては表皮、爪、毛髪、表皮、爪、毛髪などです。とても大雑把な表現ですが身体の表面を覆っている組織です。歯も同様に外胚葉から発生している組織です。
歯の外層のエナメル質は人体で最も硬い組織であり、ガラスと同程度です。セラミックもエナメル質と同程度の硬度があるため歯を修復する材料として使われています。エナメル質の内側にある象牙質や神経(歯髄)も外胚葉由来の細胞から発生しています。象牙質と歯髄は発生が同じであり機能的に一体であるとの考えに基づき治療を行っています。
同じ外胚葉から発生しているのに皮膚や髪のようなしなやかで柔らかい組織があり、エナメル質というとても硬い組織まで様々な組織に分化してヒトの身体は構成されていることを考えると私はとても面白いなぁと思ってしまいます。(PR)
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