歯の構造について3
今回は歯髄についてのお話しです。歯髄(歯の神経)は歯の根の先(根尖)直径0.5ミリから1ミリ程度の穴から歯の中に通っている神経細胞です。とても細い穴を通って歯の内側に神経が存在しているので再生能力が弱いです。そのため歯髄が感染した場合は神経を取り除く治療が必要になります。むし歯が進行して歯髄にまで到達している場合に行われる治療になります。神経を取り除く治療とはこの治療を指します。
根尖の神経と血管が通っている穴は根尖付近で複数存在していたり、根尖付近で歯髄の管が曲がっている(わん曲している)ことが多いです。そのため神経の治療はとても繊細な治療で難しい治療です。歯ぐきの中の骨に埋まっている根先までは20数ミリです。その根尖の僅かなわん曲や0.5ミリ程度の穴を埋めるといった治療は私たち歯科医にとって根気のいる治療です。
出来れば歯の神経の治療を行わないようにするためにむし歯の早期発見、早期治療が大切です。かかりつけ医で定期検診を行うことで歯髄を守りましょう。(PR)
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