2026年1月30日 第750号
「久しぶりに、ちょっと遠くへ行きたい」。ふと思い立ち、地図を見て目指したのは千葉県房総の館山。この地を取材で訪れるのは、おそらく5年ぶり。再訪したかったスポットや、初めて訪ねる場所を組み合わせて、日帰りドライブを満喫してきました。
【館山へ行くには?】
地図で調べると、松戸市内の自宅から館山駅までは125kmほどの道のり。節約志向の記者も、さすがにこの距離は高速道路を利用します。最もスムーズなのは、外環道「松戸IC」から京葉道路を経由し、館山市そばの「富浦IC」まで走り抜けるルート。ただし少しでも旅費を安く上げたいという方は、京葉道路「原木IC」からの利用が多少なりともお得。原木ICへ向かうには千葉県道180号線を通るのが一般的ですが、中山競馬場の開催時は渋滞するため要注意ですよ。

【快晴の房総を南へ!】
出掛けた日は、大晦日も近い12月29日。帰省した方が多いのか、往路は驚くほど空いていました。渋滞することで有名な京葉道路の穴川付近もスイスイ通り抜け、館山自動車道に入ればさらに交通量は減ります。富津館山道路を走るころには、曇っていた空も晴れ渡り、まさにドライブ日和。冬場は空気が澄んで、関東平野からでも山々が大きく見えます。道中では、車窓から富士山がくっきり見える場所もありました。今回は絶景を堪能することを旅のメインテーマに据え、まずは「崖観音」を目指します。

【勘違いから見つけた那古観音】
崖観音は館山駅の隣、那古船形駅の周辺にあります。ところが久々の館山ドライブに浮き足立ったのか、いきなり目的地を間違えるハプニングが発覚。辿り着いたのは「那古寺」、通称「那古観音」。崖観音大福寺と場所が近く、「観音つながり」で間違えたんですね……。以前訪れたときに御朱印をもらわなかったので、本坊そばの駐車場に車を止めました。住職に御朱印について尋ねると、「坂を上った先に受付がありますよ」とのこと。案内板には観音堂が高い位置にあることが示されていますが、間違えにはまだ気づきません。坂道を上り、仁王門をくぐり、観音堂までたどり着いて、ようやく「こんな景色だったかな?」と違和感を覚え、スマホで検索。すると崖観音大福寺は、もう少し北にあることがわかりました。しかし、那古観音もなかなかの絶景スポット。観音堂がある場所からは館山湾や館山市街が一望できますが、実はさらに素晴らしい絶景スポットがあるんです!険しい道を上った先にある「潮音台展望台」は絶対訪れてください。また、観音堂に安置される本尊は、鎌倉時代に作られた国の重要文化財「銅造千手観音立像」。歴史あるものが無料で見られるのもイイ!。怪我の功名とでも言うのでしょうか。ミスがきっかけで、素晴らしい場所を見つけました。

【崖にへばりつく朱色の観音堂、大福寺】
さて、大福寺に到着しました。駐車場は2カ所ありますが、街道からすぐに入れるほうが空いていました。そんな駐車場から見える崖にへばりついた朱色のお堂は、久々に見てもすごい迫力!ですが、上るのは意外に楽。そんな観音堂からの眺めは、まさに絶景で、館山湾や伊豆半島までを一望できます!高所恐怖症の記者は、手すりに近づくことができませんでしたが(笑)。


【洲崎神社で、富士を仰ぐ!】

次に館山市街地を通過して、さらに南へ向かいます。この日は気温が14度まで上昇し、昼頃はコートいらずの暖かさ。窓を開けて海風を感じながら心地よくドライブできました。「城山公園」や「赤山地下壕跡」「洲埼灯台」も立ち寄りたかったのですが、時間を考慮して、ここは泣く泣く通過。県道257号線をひたすら進み、到着したのが「洲崎神社」です。無人の神社でありながら参拝客が絶えないのは、境内から望む絶景が評判だからに他なりません。拝殿へ行くには急な石段を上りますが、頑張りましょう!そして参拝後は、「霊峰富士遥拝所100m」と記された木製看板に従って進んでください。背丈ほどの緑に囲まれた道の先には、雄大な富士山を仰ぎ見る特等席が待っています。どうやら鳥居の中に富士山を収めて撮るのが定番のようですね。みなさん熱心に撮影していました。しかしそれだけでは終わりません。駐車場に戻り、道路を渡って海岸へ向かうと鳥居があり、ここからの景色も有名なんです。目の前に広がる岩場の先には、富士山や伊豆半島、さらに伊豆大島までを見渡せる最高のパノラマが待っていました。


【安房国一宮、安房神社】
この後、房総フラワーラインを通って、「安房神社」へ向かいました。安房国一宮だけあって、参拝客の数はこの日一番。その賑わいぶりからも、信仰の深さが伝わってきます。境内は木々に覆われて非常に神秘的。参拝を済ませて御朱印をいただき、これで千葉県内にある3つの旧国一宮(香取神宮、玉前神社、安房神社)をすべて巡拝できました。

【地元スーパーで見つける旅の醍醐味】
野島埼灯台や白浜方面の道の駅にも行きたいところですが、帰りの時間を考えて欲張りはやめました。ところで、みなさんは旅先でスーパーに立ち寄りますか?地方のスーパーには地元ならではの品が並んでおり、記者はそれを見るのが好き。この日は、館山市内に本社を構える房総地域に特化したスーパーへ立ち寄り、夕飯のおかずを探しました。海に近い房総ですから、やはり海鮮がいい。すると600円台の「日替わり海鮮丼」を発見。地元のお客さんが真剣に選んでいる中、記者もネタを吟味して購入し、帰り道、お腹が空いたら食べることにしました。
【帰路も節約ドライブを実行】
最後は足湯のある道の駅「三芳村鄙の里」でひと息つこうと思いましたが、なんとボイラーの故障で休止……。まあ、そんな日もあるでしょう。買い物を済ませ、陽がかなり傾いてきたので帰路に就きます。ここで再び節約ドライブを実行。富浦ICから高速に乗るのではなく、房総の真ん中を突っ切るルートが交通量も少なく安上がりになりますよ。記者は県道88号・89号を経て国道410号へ。酷道と呼ばれた410号線も、現在はバイパス化が進んで、ドライブの負担もそれほど感じません。さらに上総松丘付近のバイパスが開通したおかげで、かなりショートカットできるようになりました。しかし、ついに渋滞にハマります。姉崎袖ケ浦ICから高速に乗ろうとしたら案内板には、「千葉東JCTから11kmの渋滞」の嫌な表記が。そこで市原SAで休憩し、車内で先ほどの海鮮丼を食べることに。これがネタだけでなく酢飯も美味しい!

なんだかんだで、楽しめた館山日帰りドライブ。みなさんもおススメなドライブスポットがあれば、ぜひ教えてください! (パイン)

















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