6月23日はタチアオイ・ミヤコワスレ
2023年6月23日 第688号
6月23日の誕生花は「タチアオイ」「ミヤコワスレ」「ビヨウヤナギ」などです。
今回は「タチアオイ」と「ミヤコワスレ」をご紹介いたします。
『タチアオイ(立葵)』は太い茎がまっすぐに立って伸びることに由来し、この名が付きました。梅雨入りの頃に咲き始め、梅雨明けの頃に花期が終わると言われて、「ツユアオイ(梅雨葵)」という別名もあるとか。花色は赤・ピンク・白・紫・黄・オレンジなど豊富です。
「大望」「野心」「豊かな実り」の花言葉は、タチアオイに多くの種ができることやたくさんの花を咲かせることにちなんでいます。他に「気高く威厳に満ちた美」の花言葉は、高くまっすぐに伸びた茎に咲く美しい花姿に由来します。
『ミヤコワスレ(都忘れ)』の名は、鎌倉時代の承久の乱で大敗し、佐渡へ流刑された順徳天皇が、気品を感じさせるこの花を見て、都への思いを忘れようと和歌を詠んだという伝説からこの名が付けられたとされています。このエピソードから「別れ」「しばしの慰め」「穏やかさ」などの花言葉が付いたとも言われています。
花色は紫・青・白・赤・ピンクなどがあり、5月から6月に小菊のような可愛らしい花を咲かせます。江戸時代から茶事で飾る花として愛され、鑑賞されてきました。 (MOMO)
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