2020年7月10日 第617号
全国納豆共同組合連合会により語呂合わせから、7月10日が納豆の日と定められました。弥生時代から食べられていたという納豆ですが、ところでなぜ「納豆」というのでしょう。寺院の出納事務を行う納所(なっしょ)で作られ、豆を桶などに納めて保存していたという説や、煮豆を神棚に備えた際にしめ縄についていた菌により納豆がうまれたことから神に納めた豆という説があります。
日本が誇る発酵食品。栄養価は申し分ありません。ネギや青のり、卵など、組み合わせも楽しめますね。納豆チャーハン、春巻きの具のように入れて巻いて揚げたものもおいしいです。
ところで、納豆は家でも作れるって知っていますか? 主な材料は大豆(黒豆他も可)と納豆菌だけ。十分に水で戻した大豆を軟らかく煮た後に納豆菌を混ぜて容器に入れます。発酵には空気が必要なので蓋をずらすもしくは布巾をかけて、38~42℃で16~24時間発酵させます。納豆菌を手に入れるのは難しいですが、代用として市販の納豆に80℃くらいの湯を入れてよく混ぜ、その汁を煮大豆に混ぜるという方法でも作れますよ。大豆の粒の大きさにより発酵時間はご家庭で調整してください。発酵したら、冷蔵庫で1~2日寝かせると出来上がりです。 (みじゅ)