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石碑めぐり 212

弁財天宮大改修記念碑(松戸市小山)

2021年5月14日号 第637号

 

七福神の紅一点、弁天様。水の神様、音楽・技芸の神様です。弁財天とも弁才天とも記されるこの神様の出身はインド。ヒンドゥー教での名はサラスヴァティーと言います。かつてガンジス川より偉大とされた大河の名前で、「最高の母」「河の最上者」と称えられていたとか。この神様が日本に来たのは奈良時代のこと。仏教の伝来とともにやってきました。もともと大河を神格化した神様なので、水とは深い縁があります。各地の弁財天宮が、泉や池、河川に近い場所に鎮座しているのは、そのためなのでしょう。
小山の弁財天宮に建つ石碑には、このように記されています。「…当弁財天宮には境内の北西部を広く占める池がありましたが、いつのまにか自然水の湧出が止まり、次第に汚濁が進み…」。そして社殿や拝殿も老朽していきます。このことを憂慮したのは、弁財天宮の隣にある浅間神社の氏子総代でした。彼らは協議の上、改修することを決定。総代全員がこぞって改修委員となり、広く賛助を得、神域全般は、元の姿に甦ったのです。昭和六十一年のことでした。今、境内の北西部を占めたという広い池はありません。拝殿のすぐそばを常磐線が走ります。人々の尊敬と、崇拝の気持ちが込められた弁財天。時代が変わり風景が変わっても、静かにこの地を見守っています。(ミイ)

※参考文献/『日本の神々を知る』真野隆也 著 

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