小金三跡の光(松戸市小金)
2021年9月3日号 第645号
「小金城・小金宿・小金牧」の歴史的名跡を記念して「小金三跡の光」としてJR「北小金」南口駅前広場に建立されています。「北小金駅」は小金地区が古くから宿場町として栄えたことから明治44年(1911年)に開業した歴史ある駅です。
石碑には、松戸ユーカリライオンズクラブCN二十五周年記念 協力 松戸市 平成二十二年十月吉日に建立されたと刻まれています。小金城は、下総国葛飾郡(現在の松戸市大谷口付近)高城胤吉氏の居城で室町時代に創建された名城で、遺跡も多く残されています。小金宿は、小金城の近くから城下に向かって水戸街道沿いに宿場町として南北1キロにわたり1万軒ほどの家で賑わっており、当時の面影も一部残っています。小金牧は、江戸幕府が直轄で軍馬育成のために作られた放牧場です。1万5千ヘクタールの土地に延長150キロの「野馬堀」「野馬除け土手」が築かれており、なかでも「小金牧五香六実野馬除土手」は松戸市史跡として残されています。
小金城・小金宿・小金牧は地元の人はもちろん、松戸市民にとっても大事な名跡です。「北小金駅」前と言う好立地に加え、近くには有名な神社仏閣があるうえ大型商業施設もあり、巣ごもりによる運動不足解消のため散歩がてら足を運んで見てはいかがですか。
(お富さん)
◎所在地/松戸市小金7-3
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