特集記事

都市近郊の水辺空間・手賀沼の魅力再発見!道の駅しょうなん 新設棟「てんと」×リニューアル棟「つばさ」

2022年5月27日 第662号

 手賀沼、しょうなん地域の魅力発信基地『道の駅しょうなん』。昨年12月にオープンした新設棟『てんと』に続いて、この春、レストラン棟『つばさ』がリニューアルオープン。近隣はもちろん、県外からの観光客も訪れる観光スポットとして注目されています。広くなった施設には、しょうなん地域の豊かな自然環境ならではの商品が並び、季節限定商品や新企画が続々登場で目がはなせない!

【ようこそ手賀沼へターミナル「てんと」】

しょうなんエリアの拠点「てんと」
大屋根ひろばの週末キッチンカー群

巨大な三角屋根が連なる圧倒的な存在感の新設棟「てんと」。設計したのは、有限会社ナスカ一級建築士事務所の桔川卓也氏。手賀沼の風景に溶け込むように、農業ハウスの屋根を模ったデザインを取り入れたそうです。建造物としての注目度が高く、専門誌にも掲載され、見学に来場する建築関係者や学生も多いそうです。
 「てんと」の愛称は、大屋根のテントをイメージしますが、「点と点を繋ぐ」=手賀沼周辺地域活性化の拠点となるようにと願いが込められています。年間約100万人が訪れ、さらにここ数年、都市近郊の自然を求めて高まる人気に、駐車場を約400台に拡張。2001年の開設から20年間地域を盛り上げてきた旧施設は、レストラン棟「つばさ」として4月1日リニューアルOPEN。さらに、大屋根ひろばには連日さまざまなキッチンカーがやってきて、週末はイベント会場としても賑わいます。
売り場が約3倍になった農産物直売所、カフェ、レストランの他、各種講座や料理教室、レンタサイクルなどの公共機能を併せもった「道の駅しょうなん」は、手賀沼地域の人・農・食の魅力がつまっています。

地元の畑から直送!朝穫り野菜

【知産知消マルシェ】

平日の朝イチから賑わう直売所。朝採りの新鮮野菜を狙うなら、午前中早い時間がおススメ。売れ行き情報をタイムリーに受信している近隣の農家さんが、可能な限り、随時、収穫・搬入しているので、いつでも新鮮な野菜が並びます。まさに、畑直!しょうなん地域ならではの食の恵みです。
 野菜の他にも、花・果物・食品・加工品・お惣菜やお弁当。売り場をくまなく周ると、地域の特性やつながりが見えてきます。地元なのに知らなかった…という発見も。しょうなん地域を知って、その地域のものをいただく『知産知消』。知って味わう、新しい味に出会うかのような感動があります。

地元で人気の食品・加工品もたくさん

【本×特産品の異色棚】

来場客の足を止めるのは、食材だけではありません。ついつい手に取るのは、興味深いタイトルで魅惑する本。個性的な品揃えで人気の「青山ブックセンター」選出の本が、地元の特産品と共に並ぶ異色の棚。身体・食・発酵・自然と4つのテーマで選書され、こだわり商品とリンクしているのです。書店では決して目に止めないようなタイトルが、ここではとても気になる不思議。

本×特産品の異色コラボ!

【季節限定ご当地グルメちゃのごカフェ】

ちゃのごカフェ

柏市は全国トップクラスのかぶの産地。ここでしか味わえないご当地グルメを召し上がれ!
 「柏のかぶソフトクリーム」は、かぶのピューレ入り、かぶの葉のパウダーがお洒落な、映える1品。「しょうなん野菜バーガー」は、柏市で生産されている野菜を使用。秋から春にかけては、甘~いかぶを丸ごと1個サンドします。行かなきゃ食べられない旬の味に出会えます。
5月から、季節限定スイーツ「トマトソフト」と「しょうなん生レアチーズ」が登場!素材は、もちろん地元産。期間限定・数量限定なので、この機会にぜひどうぞ。

ふんわり濃厚! むこたまサンド
しょうなん野菜バーガー

【4つの専門店!レストラン棟「つばさ」】

こだわり専門店で、地元素材をいただく!手賀沼を望む陽光差し込む屋内席または水辺を感じるテラス席で憩いのひと時を。

レストラン棟「つばさ」

VEGETARIAN SHANTY(ベジタリアン シャンティー)

~地元柏野菜をふんだんに使ったイタリアンレストラン~

SHANTYの名物「VEGETARIAN無水カレー」

SHANTYの一番人気は「VEGETARIAN無水カレー」。水を一切使わず、たっぷりのトマトや玉ねぎ、リンゴなどの水分だけでじっくり煮込んだカレーは、地元野菜の旨みが凝縮された優しい味わいです。

しょうなんのごちそう食堂

~山盛からあげと地元食材を使うこだわりの定食屋さん~

しょうなんのごちそう食堂「からあげ定食」をテラス席で

キッチンカーで大人気、秘伝大盛りからあげが名物の「味処ぎん亭」がレストランとして登場!げんこつ大の唐揚げは、衣がサックサクで中はジューシー。テイクアウトができるので、お散歩しながら食べるのも◎。

木村ピーナッツ

~千葉県産の落花生で幸せを提供するピーナッツ屋さん~

ピーナッツソフトクリームは一度食べたら忘れられない!ピーナッツを丸ごと感じられる、コク深く濃厚な味わいです。栽培から製造、そして販売まで一貫して自社で行う、ピーナッツ一筋のこだわりから生まれた数々の商品は、ギフトとしても喜ばれること間違いなしです。

木村ピーナッツのソフトクリーム

ベーカリー ハレビノ

~地元素材を使った手作りの地域密着ベーカリー~

柏市で人気のパン屋さん。一番人気は「幸せのバナナパン」。生バナナを丸ごと2本(1斤あたり)練り込んだ、ふんわり柔らかいパン。バーガー系も種類があるで、焼き立てを開放的なイートインスペースで食べるのがおススメです。

ハレビノ「しあわせのバナナパン」

【手賀沼畔でアクティビティ!】

手賀沼畔は、ぐるりと1周約18㎞遊歩道に囲まれ、信号に遮られることなく周遊することができます。お散歩、ジョギング、サイクリングはもちろん、野鳥観察、釣り、農園体験、収穫体験、バーべキュー、キャ ンプ、温泉、プラネタリウム、鳥の博物館(日本で唯一、鳥に特化した博物館)、史跡めぐり…と手賀沼の自然と文化をすべて味わうには、とても1日では足りません。中心にある大解放の「てんと」を拠点に、様々なアクティビティへ出発しよう! 
(あお)

◆道の駅しょうなん
住 所/千葉県柏市箕輪新田59-2
TEL/04-7190-1131
駐車場/約400台
営業時間/9時~18時 ※ちゃのごカフェ・レストラン L・O17時半

関連記事

  1. 第2回 駅スタンプを集めよう!
  2. 地図から消えた下町のランドマーク お化け煙突
  3. 斜面林
  4. 探訪!松戸市の全20駅!!
  5. 聖徳大学短期大学部の地域貢献活動
  6. 松戸辺りで見かける 鳥
  7. 水元公園
  8. 宇都宮ライトレールに乗ろう!

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

おすすめ記事

  1. 2024年4月19日(708号)
  2. 東京の急坂を歩く
  3. 神社・仏閣めぐり 26
  4. ウキウキ松戸ウォーカー
  5. ENJOYサークル

おすすめ記事

2024年4月19日(708号)

2024年4月19日(708号)【今号掲載の記事】■1面特集:東京の急…

最新号

  1. 2024年4月19日(708号)
PAGE TOP