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第3回 駅スタンプを集めよう!

2023年4月21日 第684号

撮り鉄、乗り鉄、鉄道マニア…(鉄)にはさまざまなジャンルがありますが、記者のオススメは、駅スタンプを収集する『押し鉄』!東京都23区内の駅(JR東日本)にあるスタンプ収集の企画は、2度一面に取り上げましたが、いずれも完全制覇はならず……。2020年のリニューアル後、78個中30個は取得したので、残り48個をゲットすれば悲願を達成できます。今回は運動不足の解消も兼ねて再々チャレンジ!果たして 1日でクリアできるかどうか!?久しい生粋の鉄道企画をお楽しみください!

【都区内パスは必須!】

 日曜の朝8時台、まずは都内、金町駅で下車し、改札を出て券売機で「都区内パス」を購入します。もはや取材で何度も利用している東京都23区内のJR線が760円で1日乗り放題のフリー切符!
 スタンプ台は2駅以外、改札外に設置されていて、76駅の改札を出入りしていたら相当な金額が掛かるので必ず購入しましょう!

【朝食は駅そばを!】

 朝食をとらずに出てきたので、乗り換え駅の北千住駅で腹ごしらえをすることに。駅構内で手っ取り早くご飯を済ませるならば「駅そば」ですよね!常磐線快速線ホームに店舗を構える立ち食いそば屋さんで「紅しょうが天」が乗った冷やしそばを食べました。その後は常磐線快速で日暮里駅へ。山手線に乗り換えて鶯谷駅へ向かいます。

【スタンプ台はどこにある?】

 鶯谷駅に着くと「谷中霊園の桜は咲いたかな?」「寛永寺で御朱印をいただきたいな」といった衝動に駆られましたが、今回は駅スタンプ収集に専念します!

レトロで狭い「鶯谷」駅
「秋葉原」駅でトラブル発生!

 さて、スタンプ台はどの駅も1台しか設置されていません。鶯谷駅の場合、改札口は2カ所。ホームの両端にありますが、北口と南口の距離は電車1両を約40mとすると、計11両で約450m。場所を間違えると長いホームの移動がとても面倒です。では、「どの改札口にスタンプ台があるのか?」の情報はネットで解決!親切に設置場所を教えてくれるサイトがあるんですよね……と、よく見ると10年前の情報……。でも結果、位置はほぼ変わらずで驚きました!
 また、このスタンプ台、大抵が改札機を出た側、もしくはみどりの窓口内にあります。秋葉原駅にてウエブの情報と異なり多少慌てましたが、そんな時は駅員さんに聞けば親切に教えてくれますよ。数年たてばリニューアルした駅もあり、致し方ありませんよね。

【東京駅の裏技!】

「東京」駅のスタンプ台

 東京駅で地上ホームから京葉線地下ホームへの乗り換えが面倒なのは有名な話。動く歩道が設置されているくらい移動の距離が長く結構シンドイ!
 さて、ようやく辿り着いた京葉線ホームですが、どこかしら豪華に見えるのは、もともと成田新幹線のために造られた駅なため。京葉線の越中島駅、八丁堀駅のスタンプをゲットして再び東京駅地下ホームに戻った記者ですが、時間短縮のための裏技を使います!京葉線地下2階「京葉地下丸の内口」改札を出て、国際フォーラム方面口へ向かいましょう。あっさり地上に出れば、前方には有楽町駅が見えてビックリ!こっちの方が人もまばらで乗り換えがラクラクです。

前方に「有楽町」駅が見える!

【撮り鉄も満足!西大井駅!】

 京浜東北線で蒲田駅へ。そして品川駅まで戻り、横須賀線で西大井駅に着きました。新幹線の高架下にある寂しげな駅ですが、撮り鉄には穴場かも?
 現在、この駅では横須賀線、湘南新宿ラインだけではなく埼京線や、相鉄線の車両も見られるんです!また、人が少ないのも良し。次に記者は、埼京線直通電車で大崎駅へ向かいます。

相鉄線も見られる「西大井」駅

【午後からは、スピードアップ!】

なぜかくせになる駅そば・うどん!

 大崎駅で山手線に乗り換えて北上します。都心は電車の運転本数が多く、「改札を出て」「スタンプ台を見つけて」「スタンプを押して」「電車に乗る」作業がスムーズにこなせるので渋谷・新宿といった改札口が多い駅を除けば、ひと駅あたりの滞在時間はたった5分!午後になるとどんどん加速して中央線を攻略し、再び山手線で池袋駅へ。おなかが空いたと思ったらいつしか14時過ぎ!でもやはり時間を考慮して駅構内のそば屋で、冷やし天ぷらうどんを急ぎ食べました。

「渋谷」駅前は再開発真っ最中!

【浮間舟渡駅でひと休み】

 山手線を攻略し、池袋から埼京線に乗り換えて、さらに北上します。浮間舟渡駅でスタンプを押した後は、珍しく乗り継ぎの時間に余裕があったので、ホーム先端で埼京線と並行して走る新幹線をぼ~っと眺めてひと休み。高速で通過する新幹線を見ていると「温泉宿にでも行ってのんびりしたいなぁ~」と思いました(笑)。さて、完全制覇まで残るは後少しです!

新幹線が見られる「浮間舟渡」駅

【懐かしのブルートレインが見られる尾久駅】

 赤羽駅で宇都宮線に乗り換えて都会の秘境駅尾久へ。ここは幼き頃、記者憧れの場所。なぜと言えばその昔、駅ホーム目の前の広大な車両基地には、大好きなブルートレインがたくさん見られたのです。実は今でもボロボロなブルートレインの車両が数両残っているんですよ。そして出世して懐が暖かくなった際に乗ろうと幾度も上野駅へ見に行ったカシオペアの車両も見られます。長いホームの割には出入口が1カ所しかなく不便だけど、童心に帰ってしまう大好きな駅ですね。

「尾久」駅でブルートレインに再会!

【盲点だった 常磐線沿線!】

 夕方、17時過ぎ、どうにか都区内の駅スタンプをコンプリートしましたが、ここで盲点が!この駅スタンプ、なぜか常磐線の千葉県(松戸駅~天王台駅)と茨城県(取手駅)区間にも設置されているのです!もちろん今回の都区内パスは使えません。でも、この区間の制覇を考慮して「休日おでかけパス(2720円)」を買うのももったいないような……。
 記者は今回、とりこぼしてしまった天王台・北柏駅の2駅に関しては、後日ゲットしましたが、そのためだけに電車賃を1000円ほど浪費しました(泣)。 (パイン)

※青字が今回制覇した48駅

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