松戸神社(松戸市松戸)
2024年8月23日号 第716号
「松戸駅」から駅前通リを坂川方面に向かって徒歩数分の場所に松戸神社があります。掲示板に「日本武尊が東征のおり武蔵野国平定に際し御陣営跡地に寛永三年(1626)創建された」。とされており日本武尊が祭神で400年近い歴史ある神社です。日本武尊は日本神話に登場、大和政権の英雄です。陣営を設け、従将たちと待ち合わせたため待つ郷(まつさと)待土(まつど)と呼ばれ松戸の地名が生まれたと云われています。松戸総鎮守とされており、神楽殿の杉戸絵に用いられている「獅子に牡丹」は松戸駅南口の地下歩道の壁画にも取り入れられているなど松戸市とのかかわりが深くまさに松戸の守り神です。松戸と縁の深い水戸光圀公の故事来歴も残されており水戸徳川家の崇拝を受けておりました。
境内には荘厳な本殿に始まり、龍の取水口の水は御神水の名水として利用される方が大勢いますが今年は辰年、飲用すれば幸運をもたらしてくれると思います。2方向の道路に面しており鳥居が2か所あります。境内には桜の花があり春の季節には花見を兼ねて参拝する大勢の人で賑わい、境内を流れる坂川には花筏が浮かぶなど春爛漫を楽しめます。恒例の松戸宿坂川「河津桜まつり」は松戸神社周辺からレンガ橋にかけての坂川沿道で開催されています。御祈願で訪れる方も大勢います。多くの樹木に囲まれ長閑な時間を過ごすには最適の場所です。 (お富さん)
※場所/松戸市松戸1457
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