口腔機能低下症になる前にすべきこと
口腔機能が低下すると要介護や誤嚥性肺炎などのリスクを高めます。
どのような機序でそんなことが言えるのでしょうか?これは私たち歯科医師が進めている8020運動(80才で20本の歯を維持しよう)の先にあるテーマです。歯の本数と全身の衰えには関連があります。歯の本数が減るとかみ合わせる力が減少するため握力が低下したり、筋力の低下から背骨が曲がる傾向があります。顔の表情筋の緊張がなくなることで表情が乏しくなり自律神経の不調にも繋がります。そして食べられる食品に制限がでてきて栄養も偏ります。その連鎖が全身の衰えに繋がる可能性もあります。口腔機能低下症は自覚症状を持つ方が少なく、50代の約2人に1人が該当するというデータもあります。検査を行うことで現在の状態をチェックして訓練が必要であれば地道に続けて好きなものが食べられるように努力することが大切です。
ささいなむせや、お口が乾くといったわずかな衰え(オーラルフレイル)の状態のうちにお口まわりの体操(訓練)をすることが重要です。(PR)
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