和同開珎の碑(流山市)
2022年1月14日号 第653号
お金は誰でも多く欲しい…と願いますよね?世に宝くじが成り立つのだから記者はそうだと思うのですが、今回はお金に因んだ石碑のご紹介です。
さて、日本で初めて造られた貨幣は何?と問われると、ほとんどの方は「和銅開珎」銭貨が頭に浮かぶと思います。わどうかいちん?わどうかいほう?あなたはどちらの名称で暗記しましたか?実はどちらも正解です!というか、どちらか定まってはいません。そんな和同開珎、記者も間違えていたのですが、日本で初めて造られた貨幣ではなく、日本で初めて流通した通貨が正解なのです。
708年、和銅開珎は秩父で採れる良質な銅を原料に造られ発行されました。銅の採掘場であった「和同遺跡」やその最寄り駅である秩父鉄道「和銅黒谷」駅ホームに建つ巨大な和同開珎の石碑は有名ですが、実は今回紹介する石碑は、流山市の「駒木諏訪神社」にある『和銅開珎』の石碑です。駒木諏訪神社は、源頼朝や足利尊氏の祖先である平安時代の武将源義家が、後三年の役において奥州へ向かう際に馬の産地であった神社周辺で馬と人を集め、さらに戦勝を祈願したという大変由緒ある神社です。地域住民からは「おすわさま」と呼ばれ親しまれているそんな神社の駐車場に和同開珎の碑がドーンと建っています!まるでコントに出てくる原始時代の石のお金のように巨大なお金の石碑ですが、なぜそれが神社境内に建っているのか?理由は、記者も分かりませんでした(笑)。
(パイン)
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