特集記事

千葉県内を無理なく、日帰りドライブを楽しもう!

2020年7月10日 第617号

新型コロナウイルス対策は、これからも大事ですが、そればかりでは気が滅入りませんか?病は気から!遠くに行かずとも我が千葉県内を無理なく日帰りでドライブをして、たまには心身共々リフレッシュしましょう!

千葉県は、海あり山あり、自然あり!都心から近いのに懐かしき田舎風情に出会えます。最近、車のナビを買い替えたので、自粛でずっと我慢していたドライブに出掛けたいと思っていました。
感染対策は多少緩和されましたが、密な場所は避けて、疲れる長距離運転をしないため千葉県内限定で、巡ったコースは次のようになりました。

【小湊鐵道「上総鶴舞」駅】

 当日は、あいにくの雨天…。まあ、それはそれで良し!無理をしないドライブなので、朝8時に松戸を出発しました。
 京葉道路を下り、市原インターチェンジから国道297号大多喜街道を南下。最初の行き先は鉄道好きの記者が、久々に訪れたかった房総のローカル線、小湊鐵道「上総鶴舞」駅です。「大正時代の開設当初の瓦葺き屋根の駅舎で、田園地帯にマッチした桜の名所にもなっている駅」の選定理由で「関東の駅百選」に選ばれ、都心近くで、どっぷりな田舎風景は、TVCM、ドラマやミュージックビデオ等、様々な映像作品の撮影舞台になりました。
 駅に到着した際、雨は上がり、無人駅のホームから養老渓谷方面を眺めると、線路は大きくカーブして、旧国鉄型のディーゼル車両が駅ホームに向かってくる風景は、鉄道撮影には絶好の場所です。
 国の登録有形文化財の駅舎にある時刻表を確認すると、運転本数は少なく、日中は1時間以上待っても列車が来ない時間帯があります。駅側の国道では車がそれなりに走っていますが、駅周辺は本当にのどかで、とても心癒されます。

【岩に建つ観音堂が余りにもインパクト大!「笠森観音」】

上総鶴舞駅前から国道を牛久方面に戻らず、抜け道を通れば、さほど移動に時間は掛かりません。
 「笠森観音」は、正式名称「笠森寺」という天台宗の寺院で、784年、最澄によって開基しました。観音堂が建ったのは1028年。案内パンフレットで見られる2代目歌川広重が描いた観音堂の浮世絵は、ちょっと過剰かな?と感じますが、大岩の上に建つその姿をぜひ肉眼でご覧ください!インパクトは、かなりあります!
 国内唯一の建築様式「四方懸造」は、国の重要文化財。実は記者、その昔、一度訪れたのですが、東日本大震災後で観音堂には登れずでした。この度、願いが叶い急階段を上がり、回廊から眺める絶景を堪能しました!もちろん御朱印もゲット!また、回廊から見える周辺の自然林は、国の天然記念物に指定されています。

【道の駅「むつざわつどいの郷」】

 千葉県内の道の駅ではなかなか行くことがなく、昨年、道の駅の取材時は、全面改装中で、この度久々に訪れました。とても綺麗でお洒落な施設に生まれ変わり、なんと天然温泉がありました!その他、レストランや市場があり、道の駅に立ち寄ると、必ず新鮮な卵と地酒を購入し、駅スタンプを押す記者は、すべてをこなせて、とにかく大満足でした!

【上総国一宮「玉前神社」】

 千葉県内には、その昔、3つの国がありました。松戸市は、下総国。館山などの房総半島南部は安房国。もう1つは上総国と、次に向かったのは、一宮町のJR外房線「上総一ノ宮」駅近辺にある「玉前神社」。この神社は、上総国の一宮(いちのみや)で、一宮とは、神社の社格を示す格式です。各国内で最も格式の高い神社であり、下総国の一宮は「香取神宮」、安房国は「安房神社」になります。
 午後になり、雨が降り始め、神社に近づくに連れて雨脚が強くなりました。「玉前神社」は一宮にしては町中に位置し、境内はコンパクト。雨天だからか参拝客は、ごく僅か。新型コロナウイルスの影響で、御朱印はあらかじめ用意されたものをいただき、参道を散策すると、歴史ある和菓子屋を見つけ、お饅頭などを購入しました。

上総国一宮「玉前神社」
上総国一宮「玉前神社」

【海の駅「九十九里」】

 県道を北上して片貝漁港にあるのが、海の駅「九十九里」。実は、過去に幾度も付近を通りましたが、海の駅の存在を知らず、この度、初めて訪れました。しかも訪れた日がリニューアルオープン!九十九里町は、江戸時代からイワシ漁が盛んで、施設内には漁師町の文化や歴史を知ることができる「いわし資料館」があり、野菜や魚介類、水産加工物といった九十九里の特産品が買える直売所と、新鮮な食材が味わえるフードコートがあります。今後、新店舗が開業予定とのことで、また晴れた日に、美味しいイワシやハマグリを食べに訪れます!

【海の駅「九十九里」】

 県道を北上して片貝漁港にあるのが、海の駅「九十九里」。実は、過去に幾度も付近を通りましたが、海の駅の存在を知らず、この度、初めて訪れました。しかも訪れた日がリニューアルオープン!九十九里町は、江戸時代からイワシ漁が盛んで、施設内には漁師町の文化や歴史を知ることができる「いわし資料館」があり、野菜や魚介類、水産加工物といった九十九里の特産品が買える直売所と、新鮮な食材が味わえるフードコートがあります。今後、新店舗が開業予定とのことで、また晴れた日に、美味しいイワシやハマグリを食べに訪れます!

【「千葉北道路」の開通で、松戸市内まで快適ドライブ!】

九十九里ビーチラインを北上し、蓮沼からは芝山はにわ道経由で、成田空港、千葉ニュータウンを抜けて松戸市内に向かうのが、記者定番の帰宅コース。その間には、道の駅「オライはすぬま」、「風和里しばやま」のどちらかで休憩したり、成田からは、最近開通した千葉北道路(国道464号)を通れば、松戸市内まであっという間です!   (パイン)

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