紙芝居「幻の将軍 徳川昭武」が完成!
2021年1月29日号 第630号
徳川昭武(あきたけ)――フランス渡欧、水戸藩主などを経て後の住処に松戸を選んだ昭武。国指定重要文化財となった戸定邸に住まい、国指定名勝となった庭園や広間から見られる江戸川や富士山を愛でながらの生活でした。釣り、陶芸、写真撮影、当時は珍しい自転車での外出も行っていたそうです。
そうした彼の生涯を、小さい子にもわかりやすく伝えたいと、優しいタッチで描かれた紙芝居が完成しました。10枚に渡り、クイズも盛り込んだ内容なので、子供には親しみやすく、大人でも気軽に楽しめる紙芝居となっています。
この紙芝居の原案をまとめ上げたのは、戸定歴史館学芸員の小川滋子さんです。「戸定邸や徳川昭武を知ってもらいたい」「卒園や入学のお祝いになるようなものを製作したい」という思いから、2020年4月ごろにこの紙芝居の原案ができ、秋に完成したのだそうです。市民にとって、財産ですね。
お披露目は小学校の社会科見学や、お子様向けの戸定邸紹介ツアーを予定しています。「今現在の状況が落ち着き次第、お披露目できればと思っています」。その日が待ち遠しいですね。
(みじゅ)
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