ほそぬま公園記念碑(松戸市西馬橋)
2021年4月9日号 第635号
西馬橋5丁目のほそぬま公園には、ユニークな形の記念碑平成3年8月吉日建立が空に向かってすっくと立っています。どうやら蓮の蕾を表しているものと思われます。蕾根本には宝玉を抱えた2表の米俵。台座側面には沿革が刻まれています。要約しますと「当地区はJR馬橋駅西方1キロメートルの位置にあり、馬橋駅西口土地区画整理事業地区に隣接区域で水田地帯であったが住宅が約50戸建築され、更に駅西口が開設されてから段々とスプロール化(都市が無秩序に拡大していく現象)の兆しが顕著になった。そこで健全な市街を造成する為に組合区画整備事業認可を受け施行。盛土工事等、公園はすだ、ほそぬま二ヵ所の整備を進め事業の竣工をみた」とあります。この「はすだ」「ほそぬま」それぞれの公園を中心に西馬橋4丁目、5丁目の住宅が拡がっています。明治年間の地図には沼が書いてある、その沼が「ほそぬま」であったのでしょう。低い場所であり、それだけ水害で苦労した土地であったとの由、また西側の坂川流域は水田地帯であって坂川の洪水でもっとも苦労した土地でありました。馬橋旭大橋の袂には坂川改修竣工記念碑昭和61年11月が建っており水害の詳細が記録されています。
現在この地域の坂川は遊歩道親水プロムナードが整備され途上には間隔を置いて休憩用ベンチが有り遊歩道は4丁目に向けて延々と伸びています。団体名虹の街町会花の会ボランティアの皆さんで管理されている花壇もあり快適な散策路です。ここは虹の街。
(ゴジラ)
※所在/松戸市西馬橋5丁目
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