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神社・仏閣めぐり 4

雷電神社(松戸市竹ヶ花)

2022年9月16日号 第670号

 図書館保管資料で調べた松戸市の地名由来によりますと竹ヶ花は「たけのはな」とも言い「竹の鼻」とも書く地名の花は端(はな)で、台地崖地付近に竹林があった事による。と、紹介されていました。竹ヶ花141番地に鎮座する雷電神社及び隣の公園「はまのこどもの遊び場」は確かに崖地竹林に囲まれていて正に由来通りである事を実感致しました。さて雷電神社創建は不明ですが、祭神は別雷命(わけいかずちのかみ)古来より雷除けにとどまらず五穀豊穣をもたらす神として崇拝された。壱、弐の鳥居を抜けますと見上げる長い階段。数えながら登る56階段上台地に本殿・幣殿その近くには富士山溶岩を持ち運んで築いた浅間神社がある。又台地中腹には「小御嶽石尊大権現天保11子年(1840)11月吉日清水講中」がある。
 富士信仰は一説によると従来行者のみ許されていた富士登山が一般に解放され江戸時代に成立した民族信仰、冨士講という信仰団体を編成し登山した記念に碑を造立する。雷電神社のこの碑を初発として松戸市には34基が所在しているとか、そして江戸期のものは僅少であるそうな。神社本殿に向かう左手には歴史を感じさせる石造り賽銭箱がある。現在は使用されていませんが年代物必見です。下り階段途中で左公園に抜けますと神社と公園の間に小社がある。小社前に巡礼塔「新四国88ヵ所第69番、新四国相馬郡…参拝記念大正7年5月吉日」が刻まれています。静謐な境内の様々な石碑に触れながら心安らぐ雷電神社です。 (ゴジラ)

※所在地/松戸市竹ヶ花141

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