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石碑めぐり 225

我孫子駅開設の功労者 飯泉喜雄顕彰碑(我孫子市)

2021年11月19日号 第650号

先日の我孫子探訪の記事はいかがでしたか? 今回はその我孫子が、明治時代に別荘地となるそもそものキッカケとなった鉄道開通にまつわる石碑を紹介します。我孫子駅南口「我孫子ゆかりの文化人」碑の左手に蒸気機関車の形をした可愛らしい『飯泉喜雄顕彰碑』がありますが、この飯泉氏がとにかく凄い人なのです!彼は「鉄道なくして町の繁栄はない」との熱意から、故郷我孫子に鉄道を誘致するため、なんと私財を投じて鉄道会社に用地を無償で提供し、そのおかげで我孫子駅の設置が現在の場所に決まりました。そして明治29年、JR常磐線の前身である日本鉄道の田端~土浦区間が開通した際の1駅として松戸駅と共に我孫子駅は無事に開業します。明治34年にはJR成田線我孫子支線の前身、成田鉄道が乗り入れ、その後、両線は国有化されて昭和62年にはJRとなり今に至っています。
江戸時代から水戸街道の宿場町として栄えた我孫子ですが、近代の発展においては鉄道開通の影響が明白です。我孫子に鉄道がなければ嘉納先生は別荘をこの地に建てなかったかもしれませんし、さすれば白樺派の文化人たちの往来はなく、我孫子駅がなければ名物の唐揚そばも食べられなかったことでしょう(笑)。
 そんな飯泉氏は碑文によると後に我孫子町長、千葉県議会議員を務めて我孫子の発展に尽すも38歳の若さで亡くなったそうです。
(パイン)

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