白鷺公園と古隅田川緑道(東京都葛飾区小菅)
2022年8月5日号 第667号
松戸駅から常磐線各駅停車三駅目の綾瀬駅から徒歩七分の住宅地に、鯉や亀、カルガモの親子などが生息する水路沿いに「白鷺(しらさぎ)公園」があります。葛飾区が管理するこの公園の入り口に設置された説明板には「江戸時代初期まで利根川の支流のひとつであった古隅田川(ふるすみだがわ)は武蔵と下総国の境を流れる大河であったが次第に水量が減り、安政の大地震(1855)によって亀有などの沿岸地域は液状化し埋め立てが進んだ」といった内容が書かれています。さらに近年になり葛飾区と足立区の共同事業として「古隅田川緑道」が整備されました。白鷺公園と水路はその事業の一環です。
現在、白鷺公園に白鷺が現れることは滅多にないのですが、記者が訪れた際に運良く一羽の白鷺が川に舞い降りてきました。自然の息吹が残る白鷺公園と古隅田川緑道、心地よい散歩コースです。
(タル)
◎所在地/東京都葛飾区小菅4-2-25
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