二十世紀が丘の富士
2023年2月10日号 第679号
松戸駅東口から三矢小台行きのバスに乗り約20分、晴れて空気が澄んでいれば、二十世紀が丘の交差点に向かう途中で、前方に思わず「あっ」と思う景色が目に入ります。大きな富士山が現れるんです。
道路の両側には歩道があり、並木道が両側の視界を遮り、前方の空間はごく狭い範囲です。でも、だからこそ、額に入った絵のような風景なのです。決して観光地に行って見るような、また絵はがきになるような光景ではありません。しかも歩道からの角度ではほとんど見えません。西へ向かう車道からしか見えないのです。
「ここで富士山が!しかもこんなに大きく!」という、感動が沸き起こってくるのです。バスに乗って少し高いところから眺めるのがベターです。夕景もおすすめです。
二十世紀が丘はその名前から、時代遅れのような街を想像するかもしれません。ところが近年は個性溢れる新しい店がいくつもでき、ギャラリーもできるなど、アートの予感のする街になっています。 (タケ)
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