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春を探しに茨城県へ!日帰りドライブの旅

2026年4月24日 第756号

毎年秋、栗を求めて出かけることが多い茨城県。「でも、ちょっと待てよ。栗シーズン以外の笠間周辺は、賑わっているのかな?」と、前日に思いついた日帰りドライブ。突発的な計画は失敗しがちなので控えていますが、今回の結果はいかに?

 記者の自宅から常磐道へのアクセスは、流山ICの利用がベスト。あっという間に柏ICを通過して利根川を渡れば茨城県。前方には筑波山が見え、片側3車線の道路を快適にドライブ。目を疑いましたが速度規制は110km!笠間に行く前に立ち寄りたい場所があり「千代田石岡IC」で常磐道を降ります。数年前までは、インターチェンジ近くの農園へ栗拾いを目当てによく訪れました。この周辺には、栗拾いだけでなく、ぶどうや梨狩りができる農園がとても多いんですよ。

 茨城県の県庁は、水戸市。徳川御三家水戸藩の藩庁として栄えた街です。その前は常陸国を統一した戦国大名佐竹氏が水戸に居城。ではその前は、江戸氏が居城し、さらにその前は大掾氏(馬場氏)が居城とし、水戸は長く栄えた街。ですが、もっと歴史をさかのぼると、常陸国が成立した際の政治の中心地は石岡でした。奈良時代、石岡に国府が置かれたのです。私たちが住む松戸市は下総国。国府は市川市に置かれましたよね。石岡は、その後1346年、大掾氏により府中城が築かれ、1590年小田原征伐の際、北条氏についた大掾氏は佐竹氏に滅ぼされます。江戸時代は常陸府中藩、水戸街道の宿場町として、明治時代廃藩置県の際は石岡藩、やがては茨城県となり今に至ります。鉄道好きとして残念なのが、石岡駅からメロンで有名な鉾田の街に伸びていた鹿島鉄道が平成19年で廃止したこと。あと、知らなかったのですが、「関東三大祭」の1つ(調べると異説はあるそう)「佐原の大祭」「川越祭り」と並ぶ「石岡の祭り(常陸國總社宮例大祭)」が行われる街なんです。

「常陸國總社宮」旧参道入口
「常陸國總社宮」御朱印

 一度訪れたかったのが、「常陸國總社宮」です。千代田石岡ICから国道6号線を経由し水戸方面へ、恋瀬川を渡って左折し、すぐ右折と進み、石岡市街地に入った場所に位置します。駐車場に向かう際、狭い路地を通るので注意してください。駐車場から拝殿に向かうと、意外と高低差があることに気づきます(旧参道を歩くとよく分かります)。拝殿付近は、樹齢600年以上の御神木が立ち、なかなかな趣き。その側にパネルに描かれた見覚えある画風……。そう、漫画の神様、手塚治虫氏のキャラクターではありませんか!御朱印帳なども売っているんですよ。調べると手塚氏の先祖が、常陸府中藩の藩医で、そのご縁でコラボが実現したのだそう。境内には寛永4年の建築物が残っていたり、見どころがたくさんありました。

「常陸國總社宮」拝殿
境内最古の建造物の1つ「随神門」

 いよいよ笠間に向かいます。神社を出て石岡の中心街を通過する際、道幅が狭くなり、クランク上になっている点など宿場町だった風情を感じます。国道355線沿いには、古い建築物が立ち並びますが、ほとんどの店がシャッターを閉ざし、日曜日の街並みは少々寂しい感じ。国道を北上し、旧道は交通量が少なく快適。バイパスと交差しますが、懐かしさを求めて、そのまま旧道へ。暫し旧道は、常磐線と並行し、途中で羽鳥駅、岩間駅付近を通過しますが、駅周辺の古い街並みがとてもいい感じ。レトロ好きには嬉しいですね。やがてバイパスと合流し、友部IC出入口を通過し、JR水戸線の高架橋を渡れば、「道の駅かさま」に到着です。

「道の駅かさま」でモンブランを堪能

 栗が売られる時期は、道の駅に通ずる道路は大渋滞して、車を停められる場所は、施設から少し離れた駐車場に限られます。しかしオフシーズンは近場に停められました。そして人も少ない。それでも栗スイーツは人気ですね。実は並ぶのが苦手な記者。今回、初めてキッチンカーで売られているモンブランを購入。1つ1350円ですよ!でも味は、程よい甘さに濃厚な栗の味。意外にお腹に溜まります。施設内では、外の静けさとは対照的に農産品や土産品を買い求める人でなかなかの賑わいを見せていました。天然の栗こそないですが、栗関連のスイーツや菓子の品揃えの充実ぶりには改めて驚かされます。

 いつもならば、真壁、下妻、関宿を経由し帰宅しますが、この日は、「愛宕神社」に初めて立ち寄りました。この神社、何が魅力かと言うと、愛宕山の山頂に鎮座しているので、眺めが良いんです!まずは国道355線を石岡方面へ。岩間駅の先に案内板が出ているので、右折。快適な道路を進みますが、案内板に従って脇道に入ると、一気に山を登ります。ヘアピンカーブも連続して、なかなかの勾配。暫くすると開けた場所に出ますが、さらに勾配を登り、行き止まりまで進むと愛宕神社の駐車場に到着です。拝殿に行く途中では、関東平野の絶景が拝めます!遠くに見えるのは、涸沼や水戸の街?とにかく眺めが最高です。

「愛宕神社」境内からの眺め
「愛宕神社」拝殿

 御朱印をいただいた後は、境内を散策。すると階段を発見しました。下をのぞくとメチャクチャ急勾配の階段です。しかも石段のサイズや並びがバラバラで、これはあきらかに古いもの。駅の階段は均等だから昇降は楽。手すりがなくても、まあ平気ですよね。でもここは、手すりがないと危険です!その手すりも高さがバラバラ……。ゆっくり下ると、そこそこ時間がかかります。やっとのことで下にたどり着くと、そこは車で登ってきた道の途中。側に駐車場がありますが、そこに車を止めて階段を利用する人はいるのでしょうか?さて、登らなければ、境内に戻れません。登りもやはりキツイ!休みながらどうにか登り切った時は、息を切らし汗だくでヘトヘトでした。

 そんなこんなで、帰路に就きます。国道355線バイパス経由で、国道6号線へ。石岡付近はそこそこ混んでいます。石岡千代田ICから常磐道に乗れば最速で帰れますが、ここで節約ドライブを実施。石岡千代田IC先を右折して茨城県道53号線へ。ひたすら真っ直ぐ進みます。信号も少なく、渋滞もナシ!やがて国道408号線を経由し、県道19号線へ。つくば市街地ではショッピングモールの渋滞を避けるため左車線を走ることがベスト。やがて常磐道の谷田部ICに到着。ここから常磐道を利用すれば、高速代が多少浮きますよ。利根川を渡る前に守谷SAで休んでいくのも良し。流山ICを降りて自宅に着いたのは16時頃でした。 (パイン)

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