香取神社「敷石紀念碑」(松戸市中金杉)
2022年6月24日号 第664号
香取神社は全国に400社もある神社で、千葉県香取市にある香取神宮が総本社のため関東地方に多く、松戸市内でもよく見かけます。鹿島神宮、息栖神社と合わせて東国三社として信仰されている由緒ある神社です。中金杉にある香取神社も歴史ある神社で中金杉の鎮守として経津主大神(ふつぬしのおおかみ)を祀っていますが、出雲の国譲りの神話に出てくる神様で、勝運、交通、災難除けに御利益があります。蒼然とした社殿。敷石紀念碑は境内の敷石設置を記念したもので他の神社でもよく見かけますが、変形の三日月型をしている珍しい石碑です。境内にはこの他にも石碑がたくさんあります。
神社のある中金杉にはかつて中金杉城があったとされていますが、根木内城と共に小金城主である千葉にゆかりの高城氏の支城の一つとされています。城は残されていませんが16世紀前半に築城されたと言われており、室町時代には中金杉の地名があったと思われ神社同様に長い歴史があり、近隣には名跡も多く残されていて松戸の歴史に大きな関わりを持つ名勝地です。JR北小金駅からも近く神社や名刹が多くさらに3つの学校や公園、農園などもあり緑の多い閑静な住宅街として人気の街になっています。運動不足解消のお出掛けには最適の散策コースです。是非お出かけください。
(お富さん)
※所在地/松戸市中金杉1-6
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