小山浅間神社(松戸市小山)
2023年1月27日号 第678号
富士塚を知っていますか?自然崇拝である山岳信仰、日本では江戸時代、富士信仰の一派である富士講が江戸を中心に関東で大流行しました。
信者たちは浅間神社(富士山を神格化した浅間大神を祀る神社)の境内に聖地である富士山を模した富士塚(ミニチュア富士)を造り、富士登山を疑似体験することで、ご利益を授かろうとしたのです。
そんな富士塚の規模は実に様々で、以前記者が取材した例だと松戸市竹ヶ花「雷電神社」の富士塚は非常に小さくたった1秒で登頂できます。それに対して流山市流山「浅間神社」の富士塚はそこそこの規模で、多少苦労して登ったことを覚えています。そしてこの度訪れたのが長年気になっていた『小山浅間神社』。ここは丘そのものが富士塚で、記者が訪れた中では当然最大規模!とは言っても登山に3分掛かりません。山頂には社殿があり、高さゆえ「眺めが良いのかな?」と登ってみると、残念ながら木々に囲まれ眺望はイマイチ……。けど、丘を覆う森林は極相林として千葉県天然記念物に指定されています。
創建は1647年、江戸時代の正保4年。御朱印は午前中対応可能とのことですが、記者が訪れた時は忙しい年末。宮司さんは留守で、いただくことができませんでした。松戸駅から歩くと結構な距離ですが、運動不足を解消するには良いかもしれませんよ(笑)。 (パイン)
◎所在地/松戸市小山664
※所在地/松戸市小山664
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