2023年3月10日 第681号
御朱印巡りは何度も一面で取り上げていますが、都内企画は約3年振り。今回は、記者が取材などで訪れたけど、御朱印をいただいていない都内23区内の寺社仏閣に出掛けてきました。
さて、都内23区を電車で移動するならば?今回、記者は「東京メトロ24時間券(600円)」を選択!東京メトロ線が丸1日乗り放題(前日の使用開始時刻と同じ時刻まで使用可能)のお得な切符です。JR線のお得な切符「都区内パス(760円)」と迷いましたが、都心部では地下鉄の方が路線数が多く便利だろうと判断。松戸市内から常磐線各駅停車に乗り北千住駅で下車し、北千住マルイに連絡する改札を出て東京メトロ線の券売機でお得な切符を購入しました。
【千住神社(足立区)】
この日、最初の目的地は初めて訪れる「千住神社」。北千住駅西口から旧水戸街道を歩く取材で訪れた千住宿方面へ。そして旧日光街道を通り越して、現日光街道(国道4号線)に出ます。近道をしようと路地に入ったのですが、あれよあれよという間に迷ってしまいました。
スマホの地図アプリを頼りにどうにか到着した境内は、都心とは思えない程物静か。参拝後、社務所で御♪朱印をいただきました。コロナ禍で書置きが多いこの頃ですが、マイ御朱印帳に書き込んでもらうとやはりニンマリしちゃいます♪御神木は第2次世界大戦の空襲で、周囲の住宅が全焼した中、焼け残った「夫婦銀杏」。必見です!
【南千住回向院(荒川区)】
日光街道に出て上野方面へ、徒歩で南千住駅を目指します。京成線のガードを潜り足立市場を経て千住大橋を渡ったらY字路を左手へ旧日光街道を進みます。やがて常磐線のガードが見えてきますが、その側に位置するのが「南千住回向院」。
常磐線快速で上野方面に向かう時、南千住駅を出発後、すぐ右手に見える「徳川家の三つ葉葵」が目立つ建物って気になりませんでしたか?南千住回向院は江戸時代、この地にあった二大刑場「小塚原刑場」で処刑された人を供養するために創建されました。吉田松蔭・橋本佐内といった幕末の志士や盗賊鼠小僧、毒婦高橋お伝、さらに取材後に知ったのですが伝説のプロレスラー、カール・ゴッチのお墓があります。実は記者、数年前に「観蔵記念碑」の取材で訪れたんですよね。御朱印は書き置きのみの対応です。
【延命寺(荒川区)】
元は南千住回向院で、明治時代、常磐線の開通により境内が分断され飛地になりましたが、昭和57年、分離し創建。首切地蔵という受刑者の菩提を弔う大きな地蔵菩薩があります。それにしてもお寺の御朱印の文字って迫力を感じます!
【上野東照宮(台東区)】
延命寺のすぐ側に東京メトロ「南千住駅」南口があり、次は日比谷線で上野へ、上野公園内にある上野東照宮を訪れました。祀られているのは、ご存知東照大権現こと徳川家康公。国の重要文化財であるピッカピカな金色殿(社殿)にウットリ目を奪われます。
記者が訪れた時は、境内にあるぼたん苑にて冬ぼたんが見頃だったようです。4月中旬からは春のぼたん祭が開催されるとのこと(実は花に詳しくなくて……)。御朱印は書き置きのみの対応です。
【湯島天満宮(文京区)】
不忍池を横目に徒歩で湯島へ向かいます。次は「湯島天神」の通称でお馴染み「湯島天満宮」へ。
学問の神様として知られる菅原道真公を祀る神社だけあって受験シーズン真っ只中、合格祈願に訪れた学生さんが多く、さらに梅まつりが開催中で、境内はどこもかしこも大賑わい!参拝するのに、かなりの時間を要しました。
【神田神社(千代田区)】
湯島天満宮から裏通を歩いて、神田神社に到着しました。正式名称よりも「神田明神」の方がしっくりきますよね?江戸を守る総鎮守として、また、江戸三大祭の1つ「神田祭」が行われることでも有名です。御朱印は書き置きのみの対応です。
【東京大神宮(千代田区)】
記者は最近の体重増加を気にして神田から東京大神宮最寄りの飯田橋駅まで徒歩で移動しましたが、そこそこ距離がありますね。初めて参詣する神社で、東京のお伊勢様とあって社殿が神々しい!
そして、境内にやたらと若い女性の姿が目立ちます。後々調べると、神前結婚式の創設と普及を行った神社というだけあって、まさに若き女性のパワースポット!縁結びに効果ある神社だったのです。
【靖国神社(千代田区)】
明治天皇の命により戊辰戦争の戦死者を祀るために創建された東京招魂社が前身。国家のために殉職した246万6千以上の英霊を祀っています。境内に祭神ゆかりの資料を集めたミュージアムがあり、一度は訪れてみてください。参拝後は、大きな玉ねぎを横目に東京メトロ「九段下」駅へ。東西線で門前仲町へ向かいました。
【富岡八幡宮/深川不動堂(江東区)】
門前仲町駅周辺は、いかにも下町って感じが好きです。立ち飲み屋に立ち食い寿司屋!立ち寄りたいけど、まだ先があるのでここは我慢。江戸三大祭りの一つ「深川祭」が行われる神社としても有名な富岡八幡宮の境内では骨董市が開催されていました。でも見た目はガラクタのような??いや、失敬(笑)。目利きのある方なら隠れたお宝を見つけられるかもしれません!御朱印をいただいた後は、隣の深川不動堂へ。
正式名称は「成田山東京別院深川不動堂」。江戸時代、人気歌舞伎役者の市川團十郎は、不動明王が登場する芝居を打ちます。その影響で江戸庶民の成田山参拝への気運が高まり、富岡八幡宮の別当寺で成田山の秘仏特別公開が行われるようになりました。今なら東京から成田へは電車やマイカーですぐに行けるけど、江戸時代は徒歩移動が主流ですものね。明治時代になって現在の場所に成田不動の分霊を祀り、今に至ります。
【浅草寺(台東区)】
この日、最も人であふれていたのが浅草です。銀座線車内も上野駅から込み始めて、浅草駅に着いたらもう人、人、人!もちろん目立ったのは外国人観光客。神谷バーで一杯飲んでから参拝しようと考えていましたが、14時過ぎでも飲食店はどこもかしこも満席……。
参道を進むのにひと苦労して、御朱印をいただくのも長蛇の列。30分以上掛かりました。でも、凄く素敵な御朱印でニンマリです! (パイン)
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