香取神社・千駄堀天満宮(松戸市千駄堀)
2024年4月19日号 第708号
香取神社は香取市にある香取神宮を総本社とするため松戸では馴染みの神社です。経津主大神(ふつぬしのおおかみ)を祀っていて、勝ち運、交通、災難除けにご利益があります。鬱蒼とした境内には数多くの石碑があり、左手に「千駄堀天満宮」が祀られていますが、天満宮は菅原道真公を祀る神社で千駄堀天満宮は天神社から分霊され御遷座されたものです。道真公が都を去るにあたり詠んだ「東風吹かば匂いおこせよ梅の花主なしとて春な忘れそ」は多くの人に親しまれていて、道真公が亡くなったあと京に雷、火災、疫病が蔓延。追放に関わった人の急死などから道真公の祟りと恐れられ、霊を鎮めるため天満宮が建立されました。福岡大宰府市に総本宮があり、大阪、京都など各地にある名神社ですが、千駄堀天満宮はひっそりと祀られています。童謡の「通りゃんせ」は子供の七五三で天神様へお札収めに行くお話しです。道真公の俊英にあやかり学問の神様とされています。近代医学の粋を集めた松戸市立総合医療センターが近隣に開設されたのもご利益かもしれません。千駄堀は湧水や貯水池など低地が多く、水害から守るため神社は高台にあり、どの方向から来ても厳しい坂道を登ることになり運動になります。長閑で空気も綺麗です。散歩を兼ねて参拝されてはいかがでしょうか。
(お富さん)
◎所在地/松戸市千駄堀961
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