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石碑めぐり 204

聖徳太子講(小金北市民センター近くの三叉路)

2021年1月15日号 第629号

あじさい寺として知られる本土寺に近い、小金北市民センター最寄りの三叉路に、二つの石碑が建てられています。一つは、青面金剛の刻まれた庚申塚です(写真右側)。道標を兼ねたもののようです。もう一つが、聖徳太子供養塔です(写真左側)。近寄って見ると、「聖徳太子講中」と刻まれていることがわかります。
 聖徳太子は、昭和生まれの人には、高額紙幣の図柄として親しまれました。近年では、教科書での取り上げられかたが変わったりしたこともあり、もしかするとそれほど馴染みがないかもしれません。
 もっとも、複数の人からの同時の訴えを聞き分けたなどの逸話はよく知られているので、その名を知らない人はほとんどいないでしょう。
 聖徳太子は、法隆寺や四天王寺など、数々の寺院を建立したことでも知られます。それらすべてに関わったかどうかは明らかではありませんが、こうした仏教との関わりの深さから、日本仏教の開祖ともされ、聖徳太子信仰につながりました。
 また、寺院建設における存在の大きさから、江戸時代の頃に、大工や左官、鍛冶屋などの職人から、守護神として聖徳太子が祭られるようになり、今でもそうした職人の間で続いているようです。
(かつ)

※主な参考資料
「松戸史談」
「変貌する聖徳太子」
◎所在地/松戸市中金杉

訂正
UKIUKI本誌紙面では、石碑めぐり203となっておりますが、正しくは石碑めぐり204です

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