正一位前田稲荷大明神(松戸市上本郷)
2026年8月21日号 第764号
上本郷前田公園(開園昭和43年9月)のすぐ側の高台、後方小山斜面には鬱蒼とした森林が広がる場所に、正一位前田稲荷大明神が建っています。ここ上本郷の地名、中世の頃は風早郷の中心地という意味の「本郷」と言われていました。江戸時代初期検地の時に、これを上・下に分け上本郷、下本郷に分けた時代もあったようですがその後上本郷となります。森林を背後にしたこの地域には湧水を整備した「カンスケ井戸」があります。また、この場所からすぐ近くの幼稚園を過ぎて進み左折すると上本郷第2小学校があります。小学校は緊急時「洪水・高潮・内水氾濫等」災害時避難所に指定されています。校門を過ぎると水の流れがあり、道は狭くなるが直進するとここにも宮ノ下湧水がある。風早神社斜面林からの湧水であるが、木陰に昔の姿をしのばせる。さて、正一位前田稲荷大明神、稲荷信仰は地域信仰と共に宗教を起こした民族的なものとして日本人の生活の中に密着しているものだと思われる。稲荷信仰は京都の伏見稲荷を総本山とする稲荷神社を中心とする信仰で地蔵信仰と共に宗教を超えた民族的なものとして日本人の生活の中に密着しているものだと思われる。稲荷は農耕の神としてウカノミタマノミコトが一方で現世利益を願う信仰としてキツネを使いとする。供物に赤飯、油揚げ、正一位の幟や赤い鳥居を奉納するなどの特色がある。また、正一位とされているのは、空海が東寺の五重塔用材に稲荷社の神木を使ったので稲荷神が神階従5位を授けられその後逐次昇級して天慶5年(942)に正一位になったとされている。 (ゴジラ)


















この記事へのコメントはありません。