特集記事

いただきます!松戸のお菓子

2020年11月6日 第625号

『松戸っ栗』

秋と言えば、これ。栗!モンブランやきんとんなど栗のお菓子はたくさんあるけれど、この『松戸っ栗』(238円)は、ここでしか味わえないオリジナルです。 “まつぼっくり”の音と似せたかわいいネーミング、大きな栗の形、栗の色、そして濃厚な栗の風味。どこまでも“栗”な『松戸っ栗』は、一度口にしたら、はまってしまうファンも多いのだそう。常温でもおいしいし、冷やすと歯ごたえしっかりに、少し温めるとより風味が増してまた違った食感が楽しめます。『松戸っ栗』は松戸市観光協会推奨品です。テラスモールでも購入可。
★パティスリー マーサ
松戸市小金きよしヶ丘3-10-9
047-316-1234
※定休日/木曜日

『常盤平桜』と『桜サブレ』

常盤平桜と桜サブレ

 春。桜が開花すると、ピンクのトンネルが美しい常盤平さくら通りは、「日本の道百選」に選ばれました。そのさくら通りに因んだ『常盤平桜』(210円)は、しっとりとしたソフトなお菓子。中の餡も風味がよく、まるでケーキのような味わい。和菓子だけどコーヒーにもよく合います。『桜サブレ』(130円)は迫力の大きさ。巨大な桜の花びらの形をしたサブレの真ん中には、塩漬けの桜。サブレの生地と、上にまぶした砂糖と、桜の塩加減が絶妙で、大満足の一品。来る春に思いを馳せて召し上がれ!
★松久
松戸市金ケ作411-2
047–387-3319
※定休日/木曜日・第三水曜日

『矢切の渡し船』

矢切の渡し船

 松戸と言ったら、ここ。と言うぐらい有名な矢切の渡し。櫓の音も風流な渡し船が、最中となりました。販売から四十年あまり。『矢切の渡し船』(164円)はロングセラーにして人気ナンバーワン。一晩じっくり煮込んだ大納言と、柔らかいぎゅうひがベストマッチの「くろあん」、刻んだ栗の歯ごたえが良い「しろあん」、ごまの風味が香り高い「ごまあん」、そして四季を彩る季節の最中。秋の今は、かぼちゃの餡。冬はゆず、春は桜、夏はレモン、と餡で季節を感じられるのも嬉しい。『矢切の渡し船』は松戸市観光協会推奨品です。
★峰月
松戸市松戸1281
047-362-2785
※定休日/火曜日

『将軍ラスク』

将軍ラスク

さすが、パン屋さんがつくるラスク!給食パンを製造する葛飾屋のフランスパンで作った『将軍ラスク』(216円)は、きめの細かいパン生地に程よい甘さで、とても上品。ラスクはみんな大好きだから、贈答品としても喜ばれそう。さて、この名前の「将軍」は、誰の事だかわかりますか?それは徳川昭武。徳川慶喜の実弟にして、次期将軍候補だった昭武の住まいが、葛飾屋に程近い戸定邸でした。パリ万博にも行ったという昭武。フランスでラスクを食べたかも?『将軍ラスク』は、松戸市観光協会推奨品です。戸定売店でも購入可。
★葛飾屋
松戸市松戸1775
047-362-2025
※定休日/土曜日
https://www.katsushikaya.com/

『徳川公爵』と『かぼちゃどら焼き』

徳川公爵とかぼちゃどら焼

 写真が趣味だったという徳川昭武。ハイカラな昭武をイメージした『徳川公爵』(162円)は和菓子屋さんが作ったダックワーズ。外はパリッ、そして中はふんわりとした生地の間には千葉名産の落花生。松戸市出身の宇宙飛行士、山崎直子さんと共に宇宙を旅した松戸産の和かぼちゃ「松戸白」。『かぼちゃどら焼き』(216円)は、この松戸白を使った餡をサンド。繊維質と水分が多い和かぼちゃに洋かぼちゃを混ぜるなど、工夫を重ねて出来上がった餡はしっとりなめらか。牛乳やカフェオレにもよく合います。
★八矢庵
松戸市下矢切78-1
047-362-5909
※定休日/火曜日・土曜日・日曜日

『松戸レモン』と『松戸ジェンヌ』

松戸レモンと松戸ジェンヌ

『松戸レモン』(324円)は、鵜殿シトラスファームのレモンを使った生粋の松戸産のお菓子。一口食べると、爽やかなレモンの香りが口いっぱいにひろがります。ぷっくりとしたレモンの形がかわいい。薄くコーティングしたホワイトチョコレートとのバランスも絶妙です。フランス菓子にあるパンドジェンヌとは、アーモンドペーストをたっぷりと使った贅沢なお菓子。『松戸ジェンヌ』(324円)は、これにピーカンナッツを混ぜ、さらにリッチな味わいになった焼き菓子です。優雅なティータイムのひとときに、ぜひどうぞ。 
★パティスリー ハヤトヤマダ
松戸市秋山1-16-2
047-382-6897
※定休日/火曜日・水曜日
http://patisserie-hy.com

『みのりスフレ』

みのりスフレ

 外側のスフレはふわふわ、中のチーズクリームはしっとりなめらか。小さいお子様も、お年寄にも優しい『みのりスフレ』(173円)。オープン当初からの定番お菓子で、袋のデザインもシェフ自ら手掛けたという思い入れのあるスフレです。名前の「みのり」は勿論、お店のあるみのり台から。このスフレ、購入時は冷凍状態。お家の冷蔵庫で2~3時間解凍してからいただきます。解凍の度合いによって食感もクリームの味わいも変化するから、自分好みの溶け具合を探してみるのも楽しい。
★パティスリー サルビア
松戸市稔台7-13-19
047-364-8434
※定休日/水曜日

『小金原チーズ』

小金原チーズ

 店を構える小金原の地にちなんだ『小金原チーズ』(151円)。20年程前の開店当初からある定番です。「小金」と「小判」をかけたと言う色と形が愛らしくて、見ているだけでも幸せになりそう。食べると、フランス産とニュージーランド産をブレンドしたというチーズの風味が口いっぱいにひろがり、また幸福感。見た目以上に濃厚で、ボリューム 満点。しっとりした食感で優しい口当たりの『小金原チーズ』には、コーヒーや紅茶はもちろん、ワインや甘めのお酒に合わせても良し。ぜひお試しあれ!
★スリジェ
松戸市小金原8-33-3
047-330-5544
※定休日/月曜日(祝祭日の場合は火曜日)

地元愛にあふれたお菓子、地に根差すよう思いを込めたお菓子、地元の食材を取り入れたお菓子、修業時代に大好きだったお菓子、松戸の歴史や特産に因んだお菓子…。一つのお菓子が出来るまで、それぞれの思いや背景があります。口にする人たちに喜んでもらえるよう、努力の末に生みだされたお菓子たち。ネーミングから、食材から、いろいろなストーリーを想像しながらいただくと、またちょっと違った味わいになるかもしれません。
※価格はすべて税込みです。(ミイ)

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